オタクの大絶叫

よくしゃべるオタクです

まさかの4回目の初乗車になった2022年と新世界の振り返りとバッタマンの話


お世話になっております。サトウです。
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

2022年、いろいろありましたね。毎年言ってるけど。今年は喜怒哀楽のレーダーチャートが全部カンストしてた。3年先分のKP(感情ポイント)使い切っちゃったかもしれない。ただ、ここ6年ほど(6年……?)は“哀”にだいぶステ振りせざるを得なかったので、振り返るとバランスが良いというのは良かったなと思います。本当に良い1年でした。


この世で一番見る価値のないレーダーチャート


※なお、「いまだから言える」な感じのネガティブな発言もそこそこ含んでいるので、フラッシュバックの可能性がある方は読み進めませぬようご注意ください……。


コント超特急とかもあったけど、現場らしい現場は波乱の幕開けとなった「Progress」から始まった2022年。期待に胸を膨らませ臨んだ川口初日は、早々に絶望へ追い詰められたというのが当時の正直な気持ちです。いまは真逆だからこそ言えるけど。
もちろん、これまで何度となく下車を検討するシーンに立ち会いながらも、優しく手を引いてきてくれた超特急の言うことだもの、嫌な思いをするはずはない、と信じてはいたのですが、“それはそれとして”という別の感情も溢れていたというのが本音で、オブラートで包まずに言うなら応募者全員を憎んでおりましたし、急募の動画も観なかったし(いまも観られないけど)、あの奇跡みたいな5人に、造形的にも実力的にも性格的にも混ざっていける人間なんか存在するわけない! と思っていました。

それに加えて、急募の話をするなんてつゆ知らず、ウキウキ気分で服買ったりネイル新しくしたり髪染めちゃったりなんかしちゃってさ、Progressに臨む気持ち自体、8号車と23457号車で違っていたのね、というズレみたいなものに妙にダメージを受け*1、どうにもこうにも急募に前向きになれず、幕引きが近づく5人を目に焼き付けるためにツアー期間を過ごしておりました。別にこれでグループが終わりというわけではないけれど、やはりゼロからいままでを築き上げてくれた7人の歴史が、少なくとも一度区切りになるのが悲しかったのよね。

そんななか迎えた、わたしにとって9人体制の初乗車となる8月8日、ここまで来ると「どんな人でも受け止めてやるぜ、安心してステージに出てきな」くらいの気持ちもあったとはいえ、一瞬で手のひらを返してしまって申し訳ないと思うほどに素晴らしい4人が入ってきてくれました。9人の大所帯となったgr8est journeyのパフォーマンスを見て、ああもうこれなら大丈夫だ、と、なんとなく心の中に何年もあった、モヤモヤしていたなにかがファ~と無くなる感覚もあったりして、4人に出会えてよかったといまは心から思います。それにしても、わたし散々文句言ってたのに見た瞬間メロメロになるの嫌なオタク過ぎでは? すみません。

なんかね、8月8日からずっと毎日キラキラしてるんですよ。「あ~、オタクって本当はこうだったな」と思う日々です。

2018年の脱退から、常に“欠けている”という感覚があり(まあいまもあるけどね)、なんといえばいいのか…… あまり言葉を選ばずに言うと「可哀想なグループ」にしてしまっていたのかな、とは思います。わたしの厚すぎるフィルターによる思い込みもあるだろうけど、実際、どっか悲壮感が漂ってたと思うし。定期的に「7人が最高って、5人や6人じゃダメってこと?」という話題になったりもしていましたが、7人から見ている側からすると、欠けているのは事実じゃん、というのが正直なところで、わたしとしては推しがいたところにど~~~~~しても推しの面影を探してしまうわけです。
いまでこそ1号車や6号車の話もしてくれるけど、2018年~2022年8月までは一切と言って良いほど言及しなかったし、名前もエピソードも出てこないし(普通に考えて、例え超円満でもそりゃやたらめったら触れるわけがないのだけど)、必死にその過去を隠しているようにさえ感じてしまっており、6推しとしてはね~~~「黒歴史なん?」と思っちゃうんですよ。そんなこと絶対ないのにね!!!!!!

めっちゃ個人的なここ3年で言うと、新しく推しを見つけるべきかで結構悩みまして、というのもそりゃわたしとしては永遠6推し卍なんですが、いつまでも現場で黄色い服着て黄色いペンライトを振るわけにもいかず、なんとも据わりの悪いような居心地の悪いような感覚がずっっっっっとあり、グッズが出れば「これに黄色があれば」、新しいサービスが始まれば「ここにユースケがいたら」がまず最初によぎり、大手を振って喜ぶことができなかったんですよね。最初はピンク買ってたけど、妥協案と言えば妥協案なのでどうしてもしっくりこなかったし、そもそもピンク売ってくれないしで、グループに在籍する推しがいる人しか居場所無くない……? と何度も何度も思っては、人生リセマラ意欲に駆られておりました。そんな3年間。

ただ、先程「毎日キラキラしている」と言った通り、ここ6年間ずっと下と後ろを見ているのがデフォルトになっていたのが、前を向けるようになりました。本来オタク業というのはこうであった…! 推したちの存在が活力! というのを改めて痛感しています。いままでももちろん活力だったんだけど、なんだろうな~~~、上手く言えないからめっちゃ素直に言うけど、特に推しがいなくなってしまってから、オタクを苦しみながらやってたかもしれない。「オタクって苦しむもの」が普通になってたかも。そうじゃなかった、オタクは楽しいものだった、って久しぶりに気付いた。なんでここまで気持ちが変化したのかは全くわからないです。こういうとき喜怒哀楽のどれが出るかはもはやランダムなので。感情ってサイコロですからね。

ただ強いて言うなら、いままで欠けていることにばかり目が向いていたのが、もうひとつの完全体となった彼らに期待しかできなかったんですよね。これまでに上書き保存するのではなく、これまでを別名で保存して、7人も6人も5人はやっぱり大事だし、9人だってすごく大切と切り替えさせてもらえた感覚です。

まあ、などと言っていますが、1と6の不在によってできている心の穴は、本人たち(漢字ではなくカタカナでね)にしか埋められないし、その寂しさを埋める気もないので、寂しい気持ちは愛の証だと思って一緒にこれからも歩んでいきますね。よろしく、喜怒哀楽の哀……。

というのが、ここ数年と2022年4~8月の話。

そして、今度こそ期待に胸を弾ませ臨んだ、新体制後初のアリーナツアー「新世界」の感想~言いたい~。
なんだかんだいうても「12月24日」に「代々木」に行く、というだけで特別感満載なわけですが(当日「お誕生日おめでとうございます」と、まるでわたしが誕生日かのように言ってくれたフォロワーのみなさまありがとうございました)、わたしにとっても新天地というか、新たな一歩を踏み出せた大事な日になったなあと思います。ね。ちゃっかりグレー振っておりましたよ。

セトリといえば、「ユーキさんってば、超特急の代々木大好き過ぎでは?」と思うほど、良い意味でセオリー通りというか、そうそうこれが欲しかった…! というまさに“超特急の年末”なラインナップだったように感じます。One/O signalには会えませんでしたが、Cead Mile Failteに会えたからOKです。
ダンサーだけでも7人となると、もう迫力がレベチで、席が遠くても迫りくるような存在感があった。バックダンサー出身なこともあり、非常に正確かつダイナミックなダンスを見せるマーくん、ずば抜けた運動神経と手足の長さを活かした大胆さが魅力のアロハ、最年少かつ身長もやや小柄だけど、全くそれを感じさせないパワフルさに圧倒されるハルくんという新ダンサー陣は、超特急知らない人は彼らが新メンバーだと気づかないのでは? と思うほど堂々としたパフォーマンスを見せていて何度も息を飲みました。冷や汗かくほど息ピッタリだったし……。

そして、ボーカルの歌声には何度も涙しました。ベロベロです。
急募が決まった時、ボーカルが必要なんだろう、と感じてはいたものの、大変正直に申しましてわたしはコーイチの歌声で超特急を好きになり、彼の歌声がどうしたっていまでも世界で一番好きなので、上書きされることが超イヤだったんですよね…………。最初から巡り合う運命だったみたいな声の溶け方を見せてくれるやでよしを超えることなんて誰にもできねえよ、と思っておりました(もちろんタカシの負担もわかってるから葛藤で苦しかった)。
そんななかで見せてくれたセブイレことタカシとシューヤくんの歌声は本当に魅力的で、お互いから幸せオーラがにじみ出るようでした。だからこっちも幸せな気持ちになれたし、純粋に歌声を楽しむことができたな~ と思います。ここ最近は「あの時はこうだったな」みたいに勝手におセンチになっていたので……。

自信には溢れつつも、まっすぐひたむきに努力できるシューヤくんが、タカシの隣に立ってくれて嬉しいです。シューヤくんがタカシのこと見てる時の顔、マジで優しすぎる。超特急としてはタカシが先輩だけど、年上然とした見守るようなお顔を湛えていてヴッてなる。ヴッてなりたい方は下記のインスタライブをご覧ください。

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黒にも無い、白にも無い、グレーの彼だけが持つ絶対的な魅力を武器に、タカシと一緒にマジで最強のツインボーカルになってください。オタクより。

そして最後にバッタマンの話をさせてください(長くなるぞ~!)(逃げろ~!)。

6推しにとってバッタマンって、一番好きな曲とかとはまた違う特別な思い入れがある人が多いと思うんですけど、どうでしょう。わたしは特別です。

バッタマンは、聞いてわかる通りもうそれはそれは猛烈な盛り上がり曲なので、ワンマンはもちろん、8号車以外のファンもいるフェスでの披露機会もかなり多いいわゆる看板曲の一つです。そしてバッタマンの最大の見どころとも言える、あのパワフル過ぎるくらいパワフルなパフォーマンスで非8号車の注目を集めていたのは、ほかでもなくセンターを張るユースケでした。さらに言うと、コールを考えたのもユースケ(とタクちゃん)なので、バッタマンって結構本当にユースケ要素がすごく多い曲、という印象です。

バッタマンで会場の注目をかっさらっていくユースケに対し、タクちゃんは「ユースケは超特急の顔」だと言い、その一方でユースケはタクちゃんに「タクちゃんが超特急の顔」と語っている、というスーパー激エモタクスケエピソードなどもあったりするのですが、一時期バッタマンって「(回数的に)やりすぎ」みたいなことを言われていた時期があったんですよね。さらに、それとほぼ同時期と思われるタイミングで、メンバー自身も“バッタマンに頼りすぎではないか”と疑念を抱き、肝であるユースケも「もうバッタマンやりたくない」と折れかけてしまった、ということがインタビューで語られています。この時期のユースケ全然違ってたんですよねほんと。オタクって推しの変化は特に敏感なのなんなんでしょうね(思い込みも大半だろうけど)。

natalie.mu

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記事読み返したらビョービョー泣いてた

強力な魔力を持つバッタマンは、まだモノにしきれていなかった当時の彼らにとっていわば“諸刃の剣”のような楽曲で、2016~2017年ごろのインタビューにはしょっちゅう話題に上がっています。いまとなっては完全に板についたと言える彼らの超全力パフォーマンスの礎にもなった1曲と言っても過言ではないような。

その魔力に飲まれ、2016年の夏頃に一度折れかけたユースケを奮い立たせたのが、コーイチです。

natalie.mu
コーイチからの大切な言葉を胸に一皮むけたユースケが「それ(自分のパフォーマンス)をきっかけに超特急を知ってくれる方がいるならば、それを僕は全力でやるし、届くなら、もう、自分の身体が崩壊するまでやってやろうっていう気持ちでいるので」と、自信に満ちた目で語る様子、もうね、もうです。

youtu.be

初代センターであるユースケの苦悩をバッタマンを通じて見ていたので、バッタマンには並々ならない思い入れがありました。

そんななかで、新世界でReバージョンとして生まれ変わったバッタマンでは、それまでの5人が順にユースケのポジションを担っていく方式ではなく、新メンバーで最年少のハルくんが、ユースケと全く同じ位置に立ち続けていました。
もうね、正直超~~~~~~~~泣いた。もちろん、複雑な想いを抱いている方もいると思うし、それは全然悪いことじゃないぞ……! とまずは言いたい。あなたにはあなたのバッタマン像があるし、それを大事にしてよいのです。でも個人的には、わたしの中で例によって可哀想な曲になりかけ、普段も全く聞かなくなっていたバッタマンが本来の姿に戻ったような感覚があり、それがすごく嬉しかった。ユースケを成長させ、ユースケが成長させてくれた大事な曲だからこそ、“不在”を感じる曲ではなく、再び魔力を武器にできる曲になったことが嬉しかったです。バッタマンのこれまでを見ているから、ハルくん……!!! 頑張れ……!!! と勝手に手に汗を握ってしまっておりますが、ユースケを倣うのではなく、ハルくんにはハルくんのバッタマンを作ってもらえたら嬉しいし、バッタマンを己の色に染めてほしいなと思っています。

それこそインタビューにもあったけど、「愛す。のバッタマン」にまた出会いたいな。かなり近い感覚になった日は結構あったけど、あの日のアドレナリンはレベルが違った。だからまたあれを味わいたい。


やっぱりバッタマンって、超~~~~~~~かっっっっっっっこいい曲ですよね。笑えるけど泣けるし惚れる。ももいろ歌合戦の時、隣で「速いね~」と言う母を横目にボロンボロンに泣いてました。バッタマンってBPMの高いバラードなので。


超特急募のコピーに「いま超ギラギラしてる君へ。」というのがありましたよね。わたしこれ最初に見た時「うるせ~」と思ってたんですよ。なにがギラギラやねんと。ただ、マジで超ギラギラした4人を前にするといい意味で飲み込まれるというか、なるほど、この滲み出る野心が”ギラギラ”なのか、といまになって思います。最初は5人に舐めた口聞いたら許さないかんな、と思っておりましたが、ちゃんとこれまでをリスペクトしたうえで野心丸出しにする4人を見ると、23457号車を食ってやるくらいのギラつきを見せてくれー! くらいの気持ちにさせてもらえる。

長くなりましたが、「2022年、いろいろあったけど楽しかった!」と思えていることが嬉しいぞ~~~! もうダメぽと思いましたけど、やっぱ大丈夫だったねと思えてよかった。まわりも、なんなら急募を機に戻ってきた人とかもすごい多くてめっちゃ嬉しい~~~。みんなでまた8号車しよ~~~。
2022年の後半は1桁号車も2桁号車もパッツパツだっただろうから、2023年、もっともっと超特急を楽しんでほしいよおと思っています。Progressのお泊りみたいなのを9人でもやってほしいよね。ね。

ああ~ もう今年も超楽しみです。いますっごく新規ハイ。ハマりたての時と同じ気持ちです。超特急大好き。来世も再来世もその先も、絶対見つけて好きになるので覚悟してねの気持ちです。まずは今生、2023年もどうぞよろしくお願いします。


youtu.be

 

 

*1:コーイチの時も「みんなが明るい未来を見つめるなか、コーイチだけが終わりを見ていた」というのが悲しかったから、それに近い感覚があって苦しかったのやも