オタクの大絶叫

よくしゃべるオタクです

【Part2】音楽で読み解く超特急【各楽曲編】

 


「On & On」ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva @Yoyogi

 

 

みなさんこんにちは。さとうです。
懲りずにPart2失礼いたします。

今回は、一曲一曲に焦点を当て、めっちゃ専門的に魅力を語っていただきました。看板曲の紹介はPart1にギュッと詰まっているのでそちらをチェック!
ピックアップタイトルを見てもろもろ察してくださいね*1

 

▼経緯+超特急の楽曲全体についてを語ったPart1

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※ガチガチの専門用語が多用されているため、一個一個に超簡単に説明した注釈をつけております。そのため文章がゴチャゴチャしていたりもするのですがご了承ください。
また、内容はすべて「個人的感想」「オタクの一意見」ということをご理解ください。

 

 

 

 

 

私利私欲でわたしが好きな曲についてたくさん聴取する

インタビュアーの特権を振りかざします。
わたしの好きな曲についてはこちらのプレイリストをご覧ください。

 

 

すでに8号車の方はこれを見ればわたしの曲の趣味のおおよその傾向が掴めるかと思います。ザックリ説明すると、とにかくEDMでタコ殴り系、ファンク、R&B、ジャズ、とかそういうぶっちゃけ「超特急らしさ」があんまり無いやつ。一般(8号車の過半数、みたいな意味で)的に「超特急らしい」のはKiss Me Babyくらいですね。

 

 

 

One/O signal

さとう「わたしこれイントロだけ一生聞いてられます」
em「ああこれか。One/O signalって全体的に四つ打ち(後ろで鳴ってる「ドン・ドン・ドン・ドン」というバスドラムの音)のリズム使ってるんですけど、メインのメロディの感じとかはハードロックマナー(マナー=そのジャンルのフォーマット、定番のスタイル)の音使いで。あ〜この部分(サビのコーイチとタカシが上がり下がりを交互に歌う箇所)どっかで聞いたことあるんだよな〜! この転調(関連する音によってグルーピングされた音組織=調を変えることしながら進む感じなんですけど…… いわゆる“芝居がかった感じ”というか」
さとう「お、鋭い」
em「この曲Beautiful Chaser好きな人は好きだと思いますよ。わたしはこういう転調のある曲を聴くと、V系とかそういう“世界観系”の曲判定をしがちなんです。あ〜なんだっけこれ! 例えばQueenの『ボヘミアン・ラプソディ』とか。映像のイメージだと軍隊の行進とかやってそう」
さとう「この曲、初披露が2014年の『聖なる一夜』*2なんですけど、この時は“なんらかの力によってメンバーがちっちゃくなっちゃった!”というようなテーマで、普段なら大したことない家のなかの出来事も、例えばボールが転がるとか、そういうのに慌てる、みたいなわりと可愛らしい系の曲なんですよね。それが翌年の『Fantasy Love Train』*3では、もう完全にダンスに振り切ってクール系のステージになったり、かなりいろんな表情のある曲なんです」
em「あ〜それだとすごい納得いきます。さっき言った“芝居がかった”っていう感じとかは『くるみ割り人形』っぽいなって。音楽としてではなく、お話としてのくるみ割り人形。なんかこう、お人形っぽい感じ
さとう「はいはいはいはい、まさにそんな感じです」
em「なのでわたしはV系っぽいって言ったんですよね。マリスミゼル*4とか好きな人は好きそうな感じ! 特にあの上げ下げの部分はV系とかが多用する感じかなっていう。ああ思い出した!!! 『グラディウスⅢ』(横スクロールのシューティングゲームシリーズ第三弾)だ!!! グラディウスⅢの岩ステージ」
さとう「(聞かせてもらう)あああまさに!!!笑」
em「そういう面ではゲームミュージックっぽいというか、やっぱり“ストーリー性”ありきな感じの曲。この曲ひとつのジャンルでは表現できないですね。ドラマチックな展開はクラシックを思わせるし、転調の多用はプログレッシブ・ロック(イギリス発祥の、変拍子や転調を多用した前衛的なロック)っぽい。プログレ要素にK-POP調を混ぜたJ-POPと言えます」
さとう「なるほど……」

 

 

 

Turn up

さとう「先日ヤバいとおっしゃっていましたが*5、Turn upはいかがでしょう?」
em「もう本当ヤバすぎます。これゴリッゴリのクラブトラック。明るいトラップ(ヒップホップのサブジャンルの一種で、中毒性の高いメロディなどが特徴)という感じです。トラップって本当は暗い感じの曲なんですけど、それを明るい曲調にしています。あと、『Turn up Turn up』って連呼する箇所、歌モノ(普通に歌がある曲)以外は、歌詞がとても少ない分、曲タイトルを歌詞に盛り込むのがベターです。そうじゃない場合も増えてはいるんですけど、結構曲タイトル名=サビの歌詞という方程式はあると考えています。それに、グリッチヴォコーダー(ともにいわゆる「エフェクト」と呼ばれる声への加工)を使用してるのもそうですね。あれってライブだとどうなるんですか?」
さとう「ライブだと本人の声の後ろで加工済みのボーカルの声が流れてます。そういう面でも、音源とはまた違う雰囲気の曲が聴けるのは生歌ならではですよね」
em「あ〜いいですね。それから、ワヴルベース(唸るようなベースサウンドのことを指し、Turn upでいうと1:49〜の間奏部分。メンバーが中央に集まり息ぴったりのダンスを披露する箇所)が使われてますよね。ワヴルベースっていうのはもともと治安の悪い音な感じで、ダブステップ(超ざっくり言うと、2ステップと呼ばれる、四つ打ちのような比較的ポピュラーなリズムにとらわれないメロディに、強い残響効果を加えた音楽)とワヴルベースを融合させてかっこいい音楽を作ってるのがスクリレックス*6です」
さとう「(再び聞かせてもらう)ああ〜〜〜〜〜!!!!!!」
emスクリレックス初めて聞いたときは本当にびっくりしましたが、いろんなジャンルでスタンダードになる音を作り出した一人として、やっぱすごい人なんやね、となりました」

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Turn upが好きな人はぜひ聞いてみてほしい一曲。ほとんど歌唱は無く、ひたすら音がかっこいい。(サムネちょっと怖く見えるけど全然無邪気なMVです)



  

DJ Dominator

さとう「この曲の生バンドver聞かれました?」
em「これはどうすれば聞けますか?」
さとう「Synchronismの~Body & Groovin’~公演こちらを買ってください」
em「クッ」
さとう「それではこちらを観て(聞いて)ください……*7
em「あ~~~~~久保田利伸。以上」
さとう「ありがとうございました」
em「いやでも本当にこれは久保田利伸。そう表現するのが一番わかりやすい。サタデーナイトフィーバーとかああいう感じの黒人向けディスコです。ヒップホップとか、ABBA(70~80年代に活躍した、スウェーデンのポップミュージックグループ)とかのユーロディスコ(ヨーロッパ発のディスコ)が生まれる前の、黒人が作り上げた生バンドのディスコ=ニューヨークディスコのテンションなんですよ。これを日本人で一番きちんとやってるのわたし久保田利伸しか思い浮かばないんだよ~~!」
さとう「wwww」
em「めちゃくちゃブラックカルチャー*8です。ただ、タカシが歌うDJ DominatorのNew Mix*9は、生バンドに比べて黒さ(ブラックカルチャーっぽさ)が少なくて、白い(白人向けっぽい)んですよ。黒いグルーヴィー*10さがコーイチがいるバージョンの生バンドの音、という感じです。イメージカラー黒白にしたのってユーキさんでしたっけ? 天才かな?」
さとう「ホンッッッッットに……。えってかそれめっちゃすごい。わたしのブログで発信するのが申し訳ないです」
em「いえいえとんでもない…… コーイチの黒はブラックカルチャーの黒で、タカシの白は白人系(の音楽)の白で、音楽的には間違いない。Hey Hey Heyの話に繋がるんですが、Hey Hey Heyはタカシだからできる曲です。旦那とHey Hey Heyかっこよくね? っていう話をしていたら『それブルー・アイド・ソウルだよ』と言われまして。ようはブルーアイ=目が青い=白人がやるソウルというわけです。もともとR&Bとかソウルって黒人発の音楽なんですよ。あとはゴスペルとかも。そこで、作曲の形式とか言い回し、節回し(こぶしなど)、演奏方法を、白人だけのバンドでもやれないかな、ということで誕生したがブルー・アイド・ソウルです。肌の色でまとめて『ホワイトソウル』とも言うようですね。おおもとのR&Bとかソウルや、40~60年代のジャズって、初めは黒人が楽しんでいた音楽なんです。それが白人も自分たちで面白いことやれないかな~ってアプローチしたジャンルになります。そうなってくると、グルーヴが全ッッッ然違うんですよね」
さとう「ソウルでも、ブラックとホワイトで全く違うと」
em「全ッッッッッッッ然違う。どう違うかと言うと“ノリ”の話なので難しいんですけど、超特急の音楽理解する上ではすごい重要なので」
さとう「お願いします」
em「端的に言うと、上半身で踊るのがホワイト。で、ブラックミュージックは腰(=下半身)なんですよ。Body Rock(Body RockはR&B)とかは、まさに下半身を使った踊り方。ホワイト発祥のダンスの中でもシャッフルダンス*11など、足を使うダンスもあるのですが、要点としてはホワイト=手足などパーツに由来する動き、ブラック=腰や体幹を軸とする動きという違いです」
さとう「すげえ」
em「一方、Hey Hey Heyは、全体通して手の動きなどは非常にホワイトらしい部分で、エンディング手前のタクヤくんのあの動き(下腹部あたりに手を当てたまま、腰を回す動作)でようやくブラックっぽい振りが入ってきます。音のカウントの仕方として、動きの固さ(カチッカチッとハマる振り)が完全に白なんですよ。もし振りもブラックに寄ってたら、手をほとんど使わず腰や足だけで振りを作っていたと思います」
さとう「超特急結構曲によってゴリッゴリ下半身の振り!!! の時とゴリッゴリ手技の時があって、メンバー的には手はあんまやんないとは言っています。だから、あのインフルエンサーの振りコピ*12やった時も『普段俺ら全然手使わないのに!』と。本人らとしては、足とか腰とかの下半身の動作が多い認識みたいです」
em「なるほど。Hey Hey Heyのような振りができているのは、上半身ノリを理解しているコレオグラファー(振付師)がついているっていう証明になります。ちょっと話がズレますが、日本人って踊りの文化から見ると、基本的に手しか使わないことが多いんですよね。例えばパラパラとか盆踊りとか。すごく手先に集中して、また基本の型にこだわる感じ。『PUMP ME UP』も、曲としては日本のディスコなので。しかもユーロビート、ユーロトランスという欧風文化から来たものを日本向けにローカライズ*13した結果なので、あの曲の振りがパラパラなのはまさにという感じです」
さとう「たしかにほぼ手のみに振り切ったのは珍しい感じがしました」
em「いろいろ回り道した解釈垂れ流しでしたが、DJ Dominatorの生バンドの方は、もうコーイチが輝く曲です。もちろんタカシのNew Mixも素晴らしいのですが、やはりDJ Dominatorはゴリゴリのブラックミュージックなので…」
さとう「これはそれぞれの特性ですからね……」

 

 


Body Rock

さとう「Body Rockは間奏のチュルルルン♪ って音がめっちゃ好きなんですよ」
em「あれは2010年代中盤に使われているプラグイン(音楽ソフトの拡張機能の音としては非常によく聞く音ですね。多分トラック(音)を打ち込む際に使っているソフト(=DTM*14ソフト)の音なんじゃないかな~。最新のソフト使ってる証拠ですよ。あれ作曲ロマンス倶楽部でしたっけ?」
さとう「そうです(即答)」
em「ギャ〜…………。ロマンス倶楽部の面白いところは、すごいイマドキの機材の音使ってるのに、いきなり古いスタイルをブッ込んでくるところですね。本当、何者だよ! っていう」
さとう「Body Rockもそうなんですが、わたしみたいな音楽素人からしてみると、STYLEとかHey Hey Heyとか、言ったら『超特急っぽくない曲』という括りで聞いてしまってると自覚しています。でもその中でも、例えばSTYLEはコーイチっぽい、とか、Hey Hey Heyはタカシっぽいとか、きちんと2つにわかれるのが面白いなあと」
em「その話だと、『超特急っぽい』の話になってくるんですが、その『超特急っぽ“くない”』が、それこそ超特急の真骨頂だと思っていて。いままで超特急っぽくない曲を担っていたのはコーイチだったと思うんです。そうなると自然に超特急っぽくない曲=ブラックミュージックに傾いていきます。だから、コーイチがいないいま、たったひとりのボーカルとして奮闘するタカシの強みを徹底的に伸ばした超特急っぽくない曲って考えたら、ホワイトな感じになるのはすんごいわかる。『サヨナラは雪のあとで』とか『ソレイユ』は、タカシだからこそできた曲」
さとう「あれはもう松尾ソレイユですから!*15(笑)」
em「そうだwwwww 特にあの2つ感じはタカシにしかできないですよ。彼の話を聞いてると『平成生まれの昭和育ち令和大注目ボーカル』という感じで時空歪んでんな…(^^)ってなるんですけど、お兄ちゃんお姉ちゃんから教えてもらって昔の曲聞くのが好き、っていうのは、Hey Hey Heyをはじめとする日本人がやるソウル、ファンクの理解・知識の深さに繋がってると思っています。そういう日本人が持つ感性ならではのソウル・ファンク・R&Bができるっていうのがすごい。コーイチは日本人の振りした黒人(音楽として)なので」
さとう「wwww」
em「タカシは、極端に白人らしい音楽というわけではなく、逆に日本人です! という感じすらするのに、Body Rockなどのブラックミュージックのノリもできるからすごいすごいすごい」
さとう「すぐにブラックらしいノリをタカシもモノにしてしまうんだろうな〜とゾクゾクしてしまいます。本当にもう…… 毎回どの曲も『タカシすげえ』『コーイチすげえ』に落ち着いちゃいますよね」
em「本当はなぜそこに至ったかの話も結論出していきたいのに…… 『タカシすげえ』『コーイチすげえ』に辿り着いちゃう……」

 

 

 

SURVIVOR

さとう「結婚式の入場曲として利用する予定です」
em「え?」
さとう「真っ白のウェディングドレス着て床叩いて入場します」
em「ん?????」
さとう「これもともとovertureってライブが始まる前に流すためのBGMだったんですよね。だからクラップ音が入ってるんです」
em「(聴きながら)え、めっちゃかっこいい! あっこれか! ダンスロックですね。ドラム部分は四つ打ちの打ち込みで、それ以外はロックです」
さとう「アッッッッッxヅウヅヅdロックで思い出しましたこれ、EUPHORIA*16でタカシがギター弾いてカイくんがコーラス入れてたんですよ!!!!!!!!!!!(バカデカ大声)」
em「エッなにそれすごい! この曲、タカシの歌声よりもギターの方が前に出てる。全体的にロックな音としての曲なのかなって。すごくよく聞くタイプのロックなんですよ。tvk*17音楽缶*18でよく聞く感じのロック。ちなみにBeautiful Chaserもソッチ側です。オルタナティブ・ロック(前回「インダストリアル・ロック」と表現していましたが、Beautiful Chaserはひとつのジャンルに絞れないとのこと)です。ナイン・インチ・ネイルズアメリカのインダストリアル・ロックバンド)です完全に。この曲で好きなのはニュルニュル入ってくるシンセサイザー。すごくセンスを感じます。これ聴き方にもよるんですが、音色としてはダンスロックである一方、半拍のパートとか音の使い方がK-POPだと思います。K-POPの曲の構造を使っていながら、音色はダンスロック。同ジャンルで言うとKiss Me Babyが天才なんですけどね……。この曲の魅力は、ダンスロックとかギター音楽ではあまり使われないシンセサイザーの音を盛り込んでいるところだと思います。あとK-POP的なサウンドの使い方も気になりました。歌詞聞いたらもっと気になるのかな~~~*19
さとう「歌詞はとにかく2サビを聞いてください。SURVIVORって、曲調が超ロックなのに対して、歌詞が結構切ないというか、強制しない感じなんですよ。まず一人称がこの曲調に反して『僕』なので」
em「えっ」
さとう「SURVIVORは2サビがすごいので(2回目)。まさにライブに引き込むための言葉というか、現実から夢の世界に連れ込むための誘いのようにも聞こえるのが良くて……」
em「あ~これ歌詞が先だ。この歌詞だと確かにこういう曲になるんですよね。この曲バンド畑の人にめっちゃ刺さると思いますよ」
さとう「わかりましたそうします。ちなみに映像観たことあります? こちらをどうぞ*20
em「これ映像観ないと全然わかんないですね! 全然違う! 床叩くってこれか!ww」
さとう「そっか振り知ってる前提で話してましたすみません」
em「なるほど、これ劇伴曲(劇中内で使用される音楽やそのジャンル)ですよ。SURVIVORのライブパフォーマンスが比率90%、曲としての役割は10%。だけど現場で見てる人なら確実に伝わる、『SURVIVORって良い曲!』っていう形の魅力。つまり、超特急というパフォーマンス、ひいては物語の劇伴曲。観て魅力がわかった……」
さとう「わかってくれました……? さとうの“さ”はSURVIVORの“サ”なんで」
em「wwww」

 

 

 

Love again

さとう「globeさんのカバーアルバムに参加していることはご存じでした? これはもう、コーイチの声がヤバすぎてしまって100億回1Aのコーイチパートをリピートしました。あと、気になったのがこの曲Bメロ無いですよね? Aメロが2センテンス続いてサビに入ってる! って質問案考えている時に思いました」
em「最高×100。日本のポップス・歌謡曲に最適化したコード進行*21、中帯域*22全振りの曲という感じなんですが、そもそもTK*23の音楽がユーロトランス(ユーロ=ヨーロッパ発祥のトランスミュージック。トランスとはovertureのような感じのジャンル。同フレーズの繰り返しや長尺のピアノ演奏が特徴)なので、TKがユーロトランスをJ-POPに解釈、そのあともっかい超特急(スタダ製作陣)が当時の曲調を意識しつつ現代なりにJ-POP再解釈となり、まあヤバいですね。ようするに、“カラオケで歌えるユーロトランス”って感じです。ただ、ゴリゴリユーロではなくテクノともちょっと近くて、またピアノ演奏部分といったタメを無くすとEDM(電子音で作られたダンスミュージック)になります。
ボーカルとしては、コーイチのカバーなのでは? ってぐらいヤバすぎました。愛を乞う人の歌い方は違いすぎる…… おっしゃる通り、これ、Bメロないです。コーイチの部分は『耳にキスして』が優勝しすぎ。しかし……、タカシの『服脱がせて天国連れていって』。ここのパートが良すぎて困惑しました(※本当に良すぎてセルフ昇天できるのでぜひ)
さとう「カ〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッッわかります」
em「Love againを聞いて思ったのが、声質の異なる2人以上でボーカル立てようとすると、ボーカルの帯域メインで聞かせることにならざるをえないので、ほかのバックトラックを犠牲にするミキシングになってるのかな、と。つまり、2人ボーカルだとトラックのバランスを犠牲にして2人の声を立たせるか、どちらかの声を犠牲にしてトラックを立たせるかになると感じておりまして。STYLEがコーイチの声とトラックを立たせるとすると、Love againが2人の声を立たせてほかの音を犠牲にしてる感じです。(※とはいえ、さとうのようなド音楽素人には、もちろん言われたところでまっっっっっっったくわからないレベルです)
ゆえに、タカシソロボーカル以降は、タカシの声を立たせるためにトラックをころさなくていいので、劇的に音が良い印象があります。タカシがいま、歌うのが楽しそうに見えるのは、自分が発する音(=歌声)が、全面的に使われていることも影響してる感じもするんですよね」
さとう「なるほど……」
em「あとLove again聞いてコーイチおよび吉野晃一が一番似合ってる音楽がわかるような。ブラックミュージックが好き*24っていうのわかるし実際すごく似合ってるんですけど、こういうホワイト系*25のグルーヴに噛み合う要素を持ってて。コーイチはマーティ・フリードマンとの相性抜群で*26スタジアムロックという一万人規模のロックがハマると思うんですよね。よっぽど声に芯が無いとマーティの演奏に負けるので、ここまでモノにできるカバーってなかなか無いというか。コーイチは間違いなく歌に愛された人です」

 

 

 

 

まだつづく!

凝り知らずなのでまだ続きます! 今回は上記の通りわたしが日頃から大騒ぎしているわたしが好きな曲を好きなだけ話聞いてきました。私利私欲申し訳ございません。こうやって話聞くと、好きだった曲がますます好きになりました。
予定としては次回最終回!(…のはず!) Part3のテーマは、「超特急のボーカル+ダンス」についてなどを猛ディスカッションしてきました。
お楽しみに!

 

 

▼ご協力いただいた方

em(@em_meow
emさんのDJ mixはこちらから👇
mixcloud.com

 

 

 

▼Part3「ボーカル・ダンサー編」 

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合わせてチェック☑

【発売情報】

▼single 「Asayake」

Asayake

Asayake

  • アーティスト:超特急
  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: CD
 

「Asayake」 | 超特急

個人的にジャケ写がすごい好き

 

▼BULLET TRAIN ONLINE SPECIAL LIVE 「Superstar」

wizy.jp

※2/8までの完全受注生産なのでご注意を!!!!!!!! 迷ったら買うと良いと思います

 

▼BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 「Revolución viva」

BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva [Blu-ray]

BULLET TRAIN ARENA TOUR 2019-2020 Revolución viva [Blu-ray]

 

年末公演・年始公演を共に収録。なんてお買い得

 

▼冠バラエティ「ギラギラ超特急」

ギラギラ超特急 [Blu-ray]

ギラギラ超特急 [Blu-ray]

  • 発売日: 2019/08/08
  • メディア: Blu-ray
 

右上はさておき、東映許可済みの「超トッキュウジャー」

 

▼Youth Ticket Series

各3,565円のお手軽Blu-rayシリーズ第4~5弾。1~3も要チェケ!

 

 

 

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▼超特急メンバーをそこそこ詳しく紹介しています

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▼推しの6号車ユースケくんをそこそこ詳しく紹介しています

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▼超特急への“はじめてのかきん”へのアシスト記事です

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*1:やったなテメー! って言われそう

*2:BULLET TRAIN ONEMAN “CHRISTMAS” SHOW 3rd Anniversary Special!!!!!!!! ~聖なる一夜~

*3:CHRISTMAS ONEMAN LIVE Fantasy Love Train〜君の元までつながるRail〜 at 国立代々木競技場 第一体育館

*4:日本のV系ロックバンド

*5:取材という名のご飯にあたり先にいろいろヒアリングさせてもらったなかで、Turn upヤバすぎ! と事前に申告されていました

*6:アメリカのエレクトロミュージシャン

*7:こんな時に大変便利なプレイパス。レコチョク様いつもお世話になっております

*8:黒人発祥の文化

*9:超特急におけるNew Mixとは、もともとコーイチとタカシの2人体制で歌っていた楽曲を、タカシが1人で歌い直したバージョンのこと

*10:グルーヴ=定義は曖昧だが、一般的にはノリや一体感のようなものを指す

*11:メルボルン発祥の、足を滑らせるような動きで表現されるダンスのジャンル

*12:2018~2019年に配信された冠バラエティ「ギラギラ超特急」内の、乃木坂46の「インフルエンサー」を一発で覚えろ! という企画

*13:他国の文化を自国向けにアレンジすること

*14:デスクトップミュージックの略。PC上で作る音楽

*15:タカシの本名は“太陽”と書いて“たかし”

*16:BULLET TRAIN SPRING/SUMMER TOUR 2019 EUPHORIA 〜Breakthrough, The Six Brave Stars

*17:テレビ神奈川

*18:テレビ神奈川で放送されている音楽番組

*19:emさんはロックがあまり得意ではないとのことでした(笑)

*20:重ね重ねありがとうございますプレイパス

*21:つまり日本人に耳馴染みの良い楽曲ということ

*22:音の範囲の中でおよそ真ん中程度の音

*23:もちろん小室哲哉

*24:本人談

*25:発祥が白人系・白人向けと言われている音楽

*26:10thSG「Beautiful Chaser」はfeat.マーティ。さらに、2015年のFantasy Love Trainではマーティによる生演奏でBeautiful ChaserとLove againが披露された